上山城(別名・月岡城)の城下町で温泉でも名高い上山市
1956(昭31)年:突然の豪雨が上山市周辺を襲い大水害を受ける(被災者:55,196人、被害総額:3.2億円)
その災害復興の為、市営競馬の開催指定を受け
1958(昭33)年:第1回上山競馬が開催される
右回り、ダート:1050m、幅員:20m
競馬開催により市の財政は徐々に潤いはじめる
1971(昭46)年:メインスタンドが改築される
1975(昭50)年:場内厩舎が完成される
バブル景気の1980年代には競馬収益も最盛期を迎えた
長引く景気低迷やレジャーの多様化などから上山競馬の売上げは年々減少し続け
<平成3年度・上山市主催・連勝複式勝馬投票券>
10才馬定年制を敷き、年末の最終開催に10才馬限定戦を行ったり
個人協賛競走(個人1万円、団体、法人は3万円を支払えば競走名の冠をつけることが可能)を日本で初めて実施するなど
数々の経営努力に努めたが
2003(平15)年11月11日:このレースを最後に上山競馬場45年の歴史に幕を閉じる
現在、スタンドをそのまま活用した場外馬券売場”ニュートラック上山”にて
岩手県競馬(盛岡・水沢の2競馬場)並びに南関東4競馬(浦和・船橋・大井・川崎)の場外馬券が発売されている
(施設所有は上山市、各競馬主催者に施設を貸し出す形で行われている)
山形県上山市金瓶字湯坂山
|